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知内産マコガレイのブランド化戦略
津軽海峡を舞台に多様な魚種を水揚げ
函館から松前方面に向かって、車で走ること約1時間。暖流と寒流がぶつかる津軽海峡に面した知内町は、開基800年の歴史を持つ人口6,000人の町です。
知内町漁協は、ウニ、ホテタ、カキ、カレイ、サケ、昆布、ホッケ、ヒラメなど、さまざまな魚種をバランスよく水揚げしています。
別名「城下ガレイ」とも呼ばれる高級魚
現在、知内町では、地場の農水産物を活かした特産品づくりをはじめ、特色のある祭りやイベントの開催、地域に根ざした多様な文化など、町の誇りとなるものを再発見し、着実に育てていこうという取り組みに力を注いでいます。
こうした中で、近年になって前浜で水揚げされるマコガレイが、実は全国的に有名な大分県の「城下ガレイ」と同種の高級魚であることがわかりました。それまで、知内産マコガレイは一般のカレイと同様に、大衆魚として取り扱われていたのです。
そこで、知内町漁協では町役場と共に「天下の絶品”マコガレイ”」というキャッチフレーズを掲げ、知内産マコガレイの知名度アップに向け、ブランド化作戦をスタートさせました。
試食会やメディアを通じて美味しさPR
まず、マコガレイの存在と魅力を多くの人に知ってもらうために、消流宣伝事業を展開。
札幌では、商工会、料理研究会、市場・流通、消費者協会、マスコミなどの関係者を集めて「天下の絶品マコガレイ試食会」を開催。東京でも「知内町特産品試食会」を開き、一流シェフが作ったオリジナル料理を提供し、食材としての魅力をアピールしました。
また、テレビを通じて多くの消費者にマコガレイの美味しさをPR。
さらに、前浜産のマコガレイの魅力を紹介した小冊子「マコガレイ物語」や料理のリーフレットなどを製作し、町の行事、イベントなどの機会に、幅広く配布しました。
小型サイズを放流し、商品規格を徹底
一方、ブランドとしての信頼性を高めるため、規格統一を徹底。20cm以下の魚は、全て放流することを義務づけ、商品価値の高いものだけを水揚げするように務めています。
また、漁協所有の「中の川蓄養施設」の活魚水槽を改築し、マコガレイの活魚出荷体制の充実を図りました。さらに、前浜の資源動向に応じています。
城下ガレイに負けない全国ブランド化を
こうした取り組みには、部会、青年部、女性部も全面的に協力し、前浜と地域が一体となって、ブランド化づくりに励んでいます。
その結果、スタートから5年を経過した現在では、、消費地における知内産マコガレイの知名度も徐々に上がっています。これについて秋山部長は「一般消費者への認知度は、まだまだ低いのが現状で、今後も精力的に事業を展開する考えですが、私達だけでは一部地域の取り組みしか出来ません。行政や漁協系統にもさらに協力してもらって、効果的な消流宣伝事業を実施したいですね」と、未来への豊富を語ります。
城下ガレイに負けない全国ブランドの確立を目指し、知内町漁協の挑戦は今日も続けられています。 |
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