素潜りで10メートル!
  
島ではクロミルと呼ばれるミルクイガイ
 日間賀島の東港近くで、民宿「はまや」(рO569・68・2117)を兼業している素潜り漁師の坂口政夫さんを訪ねました。「クロミルとシロミルとでは、風味が違いますよ。クロミルのほうが甘味が強くて、ずっとうまい貝です」
 坂口さんがクロミルと言っているのがミルクイガイ。殻も水管も黒っぽいので、
船上で素潜り漁の準備を急ぐ坂口さん
日間賀島の人はこう呼びます。坂口さんによれば、この島でミルクイガイを狙っているのは、 素潜り漁師とアクアラング装着の潜り漁師。アクアラング装着の漁では、1日に10キロ以内と制限されているそうです。
「ここの水深は8m前後」と坂口さん
「素潜り漁師は島に10人ほどいるけど、深場にいるクロミルを狙うのは5、6人だな。漁場は浅いところで3メートル、深いところで10メートルはあるよ」
 深く潜るだけでなく、ミルクイガイ漁では海底の条件を見ただけで、そこにいるかどうかを見抜く力量が必要不可欠だと自信をのぞかせます。

-2-
戻る ・・・ 次へ

 

CONTENT
ミルガイとも呼ばれる美味な貝
素潜りで10メートル!
小さい貝は砂泥の中にもどす
水管もハラも旨味たっぷり