香川県・直島漁協
 
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直島群島
 香川県はハマチ養殖発祥の地と聞いていた。始まったのが1928年というから以後75年経過し時代も大きく変化している。特に近年は食品の安全性が問われ、農水省には2003年新たに『消費・安全局』が設置され水産物の生産履歴(トレーサビリティー)を明確にしようという動きが加速された。ところが、
宮浦港から瀬戸大橋をのぞむ
直島漁協ではすでに2002年からどこよりも早く養殖魚の安全性確保のため積極的な情報開示を行い“消費者の安心”を得る努力を続けている。そんな直島漁協を訪れたのはハマチ・ノリの出荷に大忙しの12月下旬、岡山県・宇野港からフェリーで20分の船旅だった。

漁業の他に文化・産業も

  四国汽船の直島への航路は島の東側・宮ノ浦に行く便と西側・本村に行く便がある。フェリーが着くのは宮ノ浦(宮ノ浦港)で、漁協事務所があるのは本村(直島港)だったので迎えに来てもらうことになった。住所は香川県だが場所的には岡山県により近く、瀬戸内海の中でも最狭部の備讃瀬戸にある直島群島(27島、うち23島は無人島)の中心の島だ。
直島漁協事務棟
島を横断する途中には“文教地区”と呼ばれる一画があり、保育園・幼稚園・小学校・中学校・町民グランド・体育館・武道館などの施設が集中している。どれも外見的にもモダンで素晴らしい建築物で、特に直島小学校は地中海のリゾートホテルを彷彿させ羨ましい限りだ。本村に入るとまた立派な建物に目を奪われた。別名“直島飛雲閣”と称される直島町役場でお城かホテルのようだった。残念ながら行けなかったが、このほか島の北部には大正6年に設立された三菱マテリアル製錬所と関係会社が、南部にはミュージアムなどのある文化村と人口4,000人の島全体に自然・文化・産業が調和していると言えるだろう。
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CONTENT
漁業の他に文化・産業も
網をくぐるノリ刈り船
投餌船が出港準備

養殖魚は活魚船で出荷
ハマチは見れなかった
活け〆の箱出しも始まる
港に戻って
直島で聞いた地元の料理
漁協のホームページのご案内