----- 能登半島外浦には固い共同精神が受け継がれていた-----
石川とぎ漁協
鮮度維持設備も充実
 

組合員数は725名、所属漁船は384隻(3d未満304隻、3〜5d31隻、5〜10d33隻、10〜20d16隻)で、典型的な小型漁船漁業が行われている。平成13年の漁業種類別水揚げ割合は、中型巻網が39%でダントツ、続いて定置19%、カゴ13%、一本釣り10%、小型底曳き7%、刺し網5%で、魚種別水揚量ではブリが807dで第1位、続いてアジ653d、イカ378d、サバ374dカニ290d、カレイ160d、エビ146d・・・となっている。

活魚水槽
バイ貝

活魚水槽施設は大型5基、小型3基と流水式が2基ある。中を覗くとマダイ・ブリ・シマダイ・シマエビ・ミズダコ・バイ貝・カレイ・モンゴイカなどが出荷調整のため管理されている。水槽の一部は沿岸小型漁船の船主に管理費をとって貸す形になっていて、各々が自主的に運営しているものもある。また、シマエビなどの水槽には適性水温(0〜2℃)を維持できる装置も整っている。
 製氷施設はコインを入れると自動的に適量の氷が出てくる方式で、トラブルのない限り無人で営業され、組合員は必要な時に必要なだけ取り出せる。そのほか、マイナス50℃の超低温凍結室では、鮮魚で出荷できない魚を餌料用に凍結している。日産20dが可能で九州などの養殖業者に出荷しているという。


 

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鮮度維持設備も充実

土地の料理