山形県・山形県漁協
 
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 山形県の県庁所
酒田市役所前のシンボル
在地は山間の盆地にある山形だが、漁業の中心は最上川河口に開けた人口10万人の酒田市だ。酒田といえば江戸時代から天領米を運ぶ最上川舟運や、北前船の寄港地として栄えた日本海海運の重要拠点だったことで知られている。 ここは、日本一の大地主と言われた『本間家』や廻船問屋として
庄内の浜
繁栄した『鐙屋』(あぶみや)などの輝かしい歴史の面影を残す町でもある。そして、日本の漁業が成長期を迎え始めた昭和40年(1965年)7月に早くも1県1漁協の合併を成し遂げた基点、山形県漁協 の本所が酒田港にある。庄内空港から日本海沿いに続く松林を左に見ながら車で20分、最上川に架かった長い橋を渡って左に折れると酒田港や漁船が見えてきた。

二分した海岸線と飛島

 
山形県漁協本所建物
空港からタクシーに乗ると運転手さんが、「車がすっかり汚れているでしょう。黄砂の雨が降ったんですよ」と言うのでフロントガラスや車の後部を見ると確かに黄ばんだ汚れが付いていた。3月に入ると中国から風とともに飛んでくる黄砂に毎年悩まされるらしいが反面、「春が近い」ことを予感するという。本所事務所は酒田市場の2階にあり、1階の一角には“酒田支所”もあった。
 山形県の日本海に臨む沿岸(庄内浜)線は92.4kmで、ほぼ中央の加茂から北の吹浦までは砂丘地帯、南の念珠関までは岩礁地帯と二分している。そして、酒田市の北西39kmには周囲10.2kmの飛島があり、この沖合が好漁場となっている。庄内浜には2市(酒田・鶴岡)2町(遊佐・温海)があり、南から温海町には念珠関・温海、鶴岡市に豊浦・由良・加茂、酒田市に四ケ浦・飛島、遊佐町には吹浦の8単協とイカ・マスの2業種別漁協、それに漁連があった。これらが一本化され現在に至るまでの経緯を舩見健治専務と齋藤章管理課長に聞いた。
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二分した海岸線と飛島

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