----- 玄海灘に面した話題あふれる新生漁協-----
福岡県糸島漁協
脚光を浴びるブランド商品

加布里には今、"天然ハマグリ""伊都の花えび"という注目すべきブランド商品がある。どちらも資源管理を実行していく上で生まれてきた好評の商品だ。

<天然ハマグリ>
天然ハマグリの選別作業
泉川の河口域にある干潟は、4〜5mの干満の差があり昔からアサリやハマグリの貝掘りが行われていた。ところが資源の悪化で一時期はほとんど獲れなくなってしまった。そこで平成9年から貝資源管理規則を定め資源回復に取り組むことになった。輪採方式で漁場を3分割して1地区を1年間休漁にし、採取サイズ(5.5cm以上)や漁獲量(1人1日10`)を徹底した。漁期は11月から4月までで、漁協で造った"フルイ"にかけて選別し、金網から落ちた小さい貝は干潟に戻すことにした。その結果、平成12年には見事な天然のハマグリが甦ったのだ。昨年(平成13年11月〜平成14年4月)の生産量は11dで、うち福岡市場には約8割を出荷し、残りは郵便局のゆうパック「ふくおかさと便り」や産直で販売した。全国からの問い合わせも多く、年末には予約で一杯になる。福岡市場では平均価格`1,300円の好値で、売上高は以前の2〜3割高となった。
<伊都の花えび>
甘くて美味しい伊都の花えび
糸島半島周辺の海で小型底曳きで漁獲される中・小アカエビを活魚で出荷している。活きたまま皮を剥いて食べる「踊り食い?」のエビが昨年、資源管理面で評価され農林水産大臣賞を獲得したのだ。商品価値を高め活魚で出荷するためには、選別作業や水温・酸素管理などの梱包作業に時間がかかるため操業時間を短縮せざるを得なくなり、自然に毎回1時間ずつ早く操業を切り上げ帰港するようになった。その結果が累積し、知らず知らずのうちに漁獲量の節減や資源の回復につながり"ムリなく良い魚を作り資源管理もできた"という自然な流れの中から生まれた一品で珍重されている。5月から12月までの販売で、注文に応じ100g(大10匹〜小30匹)が400円で販売される。
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