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   漁場環境・漁場環境テータ・養殖生簀 魚網防汚剤・水質調査
 漁場環境  明浜町は世帯数が1700世帯程の小さな町で背後には300〜500mの山脈が分水嶺をなし、 東西14.1kmの海岸線があり、養殖漁場を民家及び河川から離れた海域に設置できる為に 富栄養化した河川水及び生活排水の流入が少なく昔ながらの自然な海の生態が保たれてい ます。又、現在沖出ししている漁場範囲は300m以内に他の養殖業者が生け簀がなく、単 独漁場といえる環境であります。それに加えて佐田岬半島からの早い潮流も手伝って、ブ リ養殖には最適な漁場環境であると思われます。
漁場環境データ  水産用水基準と持続的な養殖生産の確保を図るための基本方針(平成11年農林水産省告示第1122号)を満たしています。

1.水質
  水温は年間13〜27℃で変化し、最高値は8〜9月に最低値は2〜2月にかて 表れる。透明度は7〜20mで平均12mである。又、COD値は0.5〜1.8ppmで推移し、 平均値で0.9ppmである。そして、全窒素の年間平均が0.26ppm、全リンの年間平均値 が0.022ppmなっており、いずれも環境基準を達成している。
2.底質
  底質においては砂泥底となっており全硫化物の年間平均値は0.14mg/g乾 泥であり、水産用水基準値0.2mg/g乾泥以下をクリアしています、(資料データ提供  平成14年度版 愛媛県環境白書)
                  (資料 データ提供 平成14年版 愛媛県環境白書)
養殖生簀の種類  ブリを養殖する生け簀は、魚体重200gまでは、ポリ網を使用しますが、その後は縦横 10m深さ8mの金網に移し、出荷サイズになるまで飼育します。金網は定期的な掃除を行 い、常に潮通しの良い状態にしています。
魚網防汚剤  モジヤコ仕入れの時から約2ヶ月間はポリ網と呼ばれる化繊の網で飼育しています。その 間は、網目が小さく網に海藻や貝類が付着します。網替えとか網が汚れて魚にストレス を与えるより、極力魚へのストレスを与えないという観点により魚網防汚剤を使います。 使用する防汚剤に関しては魚類養殖用安全確認魚網防汚剤として全漁連に登録されている 有機ホウ素系のニッサン、ニュータイリョウ1000を使用しています、しかし、沖合いの 漁場に移動した時からウマズラハギ等の網掃除をする雑魚を入れることにより、自然の力に よる魚網防汚を行っております。
水質調査  各生産者は溶存酸素計を装備し、定期的に生簀周辺を計測し、環境の状況を把握しています。 




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