----- 外房の海洋性レクリェーション地と共存する沿岸漁業(P6)-----
 
千葉県・鴨川市漁協
定置網漁船の水揚げ
マンボウの水揚げ
 やがて定置網漁船『鰤丸』が入港し、慌しく水揚げ作業が開始された。魚層からクレーンで次々に選別台に下ろされるのを見ていると、サワラ・メジ・イナダ・カワハギ・ソウダガツオ・ヒラマサ・スズキ・アンコウ・サンマ・アジ・イカなど魚種が多い。
定置網船が入港
水揚げ・選別
最も目立って多かったのはサバフグの仲間というコガネフグで、この日の水揚げは約4千dで、それらの中にはひょうきんな“マンボウ”の姿もあった。業務部長の渡辺忠幸さんによると、 「通常の買受人は15業者で魚店や加工屋、ホテル関係、病院など地元消費も多く、鴨川の浜値は高い」と言う。マンボウの相場が`100〜150円と安いのに驚き聞いてみると、「歩留まりが2〜3割しかない」そうだ。地元では肝和え、刺身、天ぷらなどで食べられるらしい。「深層水の開発が進めば付加価値のある魚作りに使っていきたいし、製氷にも利用したい。3月には新しい荷捌き場も完成するので市場の改善も進む」と言う。

 
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