----- 海女の歴史が息づく奥能登に冬の日本海漁業があった(P2)-----
石川県・輪島市漁協

漁船漁業も見逃せない
 
出漁する漁船
所属漁船数は刺し網漁船339隻、一本釣り(延縄)漁船190隻、採介藻漁船161隻、小型底引き網漁船51隻など790隻で、漁業種類別水揚げ量では底引き網、巻網、刺し網、定置網などが上位を占めている。石川県に3カ統ある大型巻網(100d上)のうち1カ統が輪島市漁協の所属で中型3カ統もある。上M組合長は13〜45歳まで刺し網漁船・底引き漁船に乗っていたそうで、
磯野静夫参事
所有船『泰昌丸』15dには「今は長男と次男が乗っている」。
 魚種別取扱量をみるとカレイ・タイ・ブリ類に続きズワイガニが多い。磯野参事によると「カニは石川県では1番多い。舳倉島の沖合10kmで小型底引きが獲っている。11月6日の解禁には1万箱(1箱3`)揚がった」と言う。しかし、魚価はオスが半値、メスは3分の1まで下がったそうだ。「30年ほど前には選別しきれないほど揚がってバラで出荷したこともある」と組合長。出荷先は50%が金沢市場で、残りは関西・東北地区が多く関東方面は少ない。「15年前の金沢市場にはカツオは並んでいなかった」「東北の人はタチウオを食べないから捨てていた」と言う。人の流れが地域の食文化を変化させているようだ。
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漁船漁業も見逃せない
ハマチが好漁で高値出る
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