----- 海女の歴史が息づく奥能登に冬の日本海漁業があった(P7)-----
 
石川県・輪島市漁協
セリには朝市の出店女性陣が
 
加工アワビが売られていた
午前7時近くになると“リヤカー”を引いた女性たちや自転車や車でも続々と女性陣が集まってきた。全国的に有名な『輪島の朝市』に出店している女性たちがセリに参加するために集まり、ここで仕入れた魚や各々が独自に加工した干物・漬け魚などが朝市に並ぶという。漁協女性部の3分の1は朝市に、3分の1はリヤカーや車で得意先を回る“ふり売り”をしているという。7時に開始されたセリではアジ・カワハギ・メバル・カレイ・タイなど量的には少ないが多種の魚が並びあっという
朝市風景
間にセリ落とされた。
 朝市通りは輪島川を渡った市場からも遠くない場所にある。約300mの商店街の商店の前にリヤカーやテントを張った店が並ぶ。もともとは農民と漁民の物々交換から始まったものが徐々に金銭で取り引きされるようになり、現在では規模や品数では日本一とか。歩いてみたが輪島にしかないような実に旨そうな魚介類がたくさんあり心引かれた。中に大きな“蒸しアワビ”を売る海女さんの姿も見かけた。5割は地元消費だそうだが、「近年は人口も観光客も少なくなり昔のようにごった返すことはなくなった」という。
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ハマチが好漁で高値出る
セリには朝市の出店女性陣が
女性部と地元の料理
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