-----海女の歴史が息づく奥能登に冬の日本海漁業があった(P3)-----
石川県・輪島市漁協
市場には夏季用の大型活魚水槽があった
大型の円形活魚水槽が並ぶ
セリが始まる
 2階の漁協事務所からエチゼンクラゲが見えるというので岸壁に下りて行った。7〜8m先の海面に茶色のかなり大きな物体が浮いている。「100`はありそうだ。こんな港の中まで入ってくるのは珍しい」と。事務所から岸壁沿いに歩いていった所に荷捌き所・セリ場がある。その一角には夏季にはフル回転する大型で深い円形活魚水槽(1基10d強)が10基ある。福平伸一郎販売課長によると、「7〜9月にはアワビ・サザエが1日10d水揚げされ、パレット積みで水槽に入れる」と言う。昨年の水揚げ金額28億円のうちセリは1億円で、あとは入札・委託販売。セリは朝市に出店する“おばちゃん”たちが買人、入札には10社の電話入札もある。委託分はすべて漁協職員により選別や箱詰め・パック詰め、出荷作業が行われる。金沢市場までのトラック輸送は約1時間半で、午前3時半のセリ開始に合わせ出荷される。今日は夕方から夜にかけて底引き網漁船や刺し網漁船が多数入港するらしい。

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市場には夏季用の
大型活魚水槽があった
ハマチが好漁で高値出る
セリには朝市の出店女性陣が
女性部と地元の料理
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